ゆうゆう92号

2014年12月27日発行











日ごろな一枚

                  



ご近所の外壁を登るサンタクロース。



「サンタは登らないだろう」とか、「サンタの格好をしたドロボーじゃね?」とか、



いろいろ声は上がっていますが、洒落の効いたお家ですねっ!






1.祝10回! 

  新宿ライフケアセンター運動会開催

 去る11月23日(祝)、新宿ライフケアセンター運動会が戸山サンライズにて開催されました。総勢約50名の参加者
の中、最年少出場選手は1歳11ヶ月!(ちなみに最年長は83歳!)利用者も新たな顔ぶれが加わり、珍プレー好プ
レーありの白熱した戦いが繰り広げられました。

 毎年恒例となった感のある運動会ですが、今年は節目となる10回目の開催。これまでたくさんの方にご協力いただ
き、回を重ねるごとに少しずつ改良・改善を加えながら歩んでくることができました。この10年、いろいろな形で運動会
に携わっていただいた多くの方々、本当にありがとうございました。また、今年は様々な方に運動会開催に向けご寄付
いただき、深く感謝申し上げます。

 来年以降も、みなさんと一緒に熱く楽しい運動会をつくっていけたらと思います。どうぞよろしくお願いいたします。



                  



参加者の感想



 ゆるい運動会、と聞いていたわたしは、会場に行って驚きました。人はたくさんいるし、みんな気合十分、という様子で
準備しているではありませんか。

 運動が得意でないわたしは、不安になりました。でも、同じチームの人を応援するとき、「頑張れ」と声をそろえていた
ら、まあいいかと思えてきました。

 徒競走や玉入れに熱中する姿は、そんな心配を吹き飛ばすほど、輝いて見えたからです。みんな、うまくいってもい
かなくても、全力でぶつかっていました。わたしもそんな人達を応援したことを、忘れないでしょう。

山中 亜紗美





 大学を卒業して以来のケアセンターの運動会は、お馴染みの種目からパワーアップした種目までとっても楽しませて
もらいました!

 といっても、ほぼビデオ撮影をしていて、参加者の皆さんが頑張っている姿を見ていただけなのですが。。。

 なつかしいスタッフの方々に会えてうれしかったです。現役大学生(若い!!)の方がたくさん参加しているのも、頼も
しいことだなぁと思いました。

 私が特に印象に残った競技が車いす障害物リレーと玉入れです。障害物リレーは難易度が格段にアップしていて、
選手の皆さんが上手にクリアしていくのがすごかったです。ふわふわのスポンジの上を車いすで進むのは、学生時代
の自分でも今の自分でもきっと無理な気がします。。。

 玉入れは、玉を投げる用具が登場して、理工学部の方々の腕が光る競技でした。あの用具は他の色々なことに応用

できるのではないでしょうか。

 各種目間では、多くの方が積極的に次の種目の準備をしていて、皆、練習の段階からよく参加していたんだろうなと
思われる場面が多々ありました。私も学生のとき運動会で司会をやらせていただき、充実感・達成感を味わせてもらい
ました。今回の運動会でも同じように感じたケアスタッフが多かったのではないかと思います。これからもそのような経
験を多くの方がするといいなと思います。

 今回は一歳の子ども連れで参加させてもらいましたが、子どももとても楽しく参加し、初めての良い運動会を経験させ
てあげられました。

 第10回の運動会、とてもいいものでしたが、第11回もさらによいものとなった運動会を期待します!

 ありがとうございました。                                  中 秋子(旧姓:鳥山)



                



 11月23日に毎年恒例の新宿ライフケアセンター運動会が開催されました。今年は記念すべき10回目ということで、
初めての試みとして手作りの入場門から6チームそれぞれが入場するところからスタートしました。赤や青、黄色など色
とりどりの布が掛けられた入場門は、華やかで見た目に美しかったです。また、門をくぐる時に風で布を感じられるよう
に、2人のケアスタッフが大きな団扇で扇いで布を揺らしました。最後には「団扇の入場」もしたのが面白く、入場行進を
盛り上げました。この入場行進のおかげでチームの団結がより一層強まり、競技中は応援の声が大きく飛び交ってい
たように思います。

 さて、私自身は運動会への参加は3回目。今年は初めて司会も務めさせていただきました。これまで特に進行役など
をしたような経験もなく、全体を引っ張っていったり場の空気を盛り上げたりすることが得意なわけでもない私に、本当
に務まるのだろうかという不安が大きかったです。しかし、当日は周りの多くの方々がその場その場でたくさんサポート
してくださったおかげで、何とか無事に終えることができました。拙い司会でしたが、閉会式を勝敗に関係なく皆が笑顔
で迎えられたこと、そのことが今年の運動会もとても良いものになったということを表していたのではないか、と勝手な
がら思っています。

 練習会から直前の進行の確認までお世話になった事務局の方々、私の力不足の部分をサポートしてくれたケアスタ
ッフの皆さん、たくさん声を出して会場を盛り上げてくださった利用者の方々、私にとって今回は特に感謝することの多
い運動会となりました。全員がいてはじめて完成できたものだということを強く実感しています。

 これまで参加した過去2回の運動会は、自分が楽しかったという思い出が一番にあったように思います。けれども、今
年は司会として前に立ち全体を見ていたためか、参加者の皆さんの楽しそうな姿や笑顔をもっとたくさん見ることがで
き、嬉しかったです。最後の片付けまで済んだ時は、事故も大きなトラブルもなく終えられたことにとてもほっとしていま
した。と同時に、あっという間に終わってしまった寂しさもあり、早くも来年の運動会が楽しみになっています。今年の思
い出を胸にしまいつつ、来年も皆で良い運動会にしていけたら、と思っています。

 本当にありがとうございました。                               安田 歩





 今年の運動会は10周年の記念大会であり、入場門が設置されたり、10周年記念の垂れ幕を付けたバルーンが開
会式で打ち上げられたりと、盛り上がりを見せました。

 私は昨年ケアスタッフの一員となり、今回運動会に初めて参加させて頂きました。そのため、今回の運動会で初めて
お会いした利用者の方がほとんどでした。私だけでなく、参加された方の中にはお互いに初対面の方もいらっしゃった
かと思いますが、それも関係なく、チームの皆さんが一つになって競技への参加、応援があったことがとても印象的で
した。

 運動会では白熱した競技が多かったです。例えば、障害物リレーではアンカーの選手がデッドヒートを繰り広げ、僅差
でのゴールでした。他にも玉入れでは白組優勢で競技が進みましたが、紅組が後半に追い上げを見せ、なかなか決着
が着かず、5回戦まで続きました。

 ご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、新宿ライフケアセンターでは運動会に向け、月に2〜3回練習会を行って
おります。練習会への参加者が中々集まらない状況が続きましたが、運動会が近くなるにつれ、参加者も少しずつ増
えてきました。今回、白熱した競技が多かったので、練習の成果がいくらか出たのではないかと思います。私はケアス
タッフにその練習会への参加の呼びかけのメールを書かせていただいておりまして、頑張って呼びかけをした甲斐が
あったなと思いました。

 私が今回の運動会で特に嬉しかったのは、多くの利用者の方と競技を通じ交流でき、絆を深めることができたことで
す。ケアをさせて頂いている方以外の利用者の方と交流することが中々ないため、運動会がとても貴重な機会だと改
めて感じました。今回予定が合わず、参加できなかった方もいらっしゃるかと思いますが、来年の運動会には是非、足
を運んでいただければと思います。今年参加された皆さんとは、来年の運動会で再会できることを楽しみにしておりま
す。                                               澤 純一






2.ケアセンターあれこれ

10月

・運動会練習会3回

・国際福祉機器展見学

・ケアスタッフ親睦会開催

・公益財団法人洲崎福祉財団贈呈式出席

・介護予防訪問介護新規指定事業者研修会参加

・介護予防訪問介護指定申請書提出

・平成26年度地域福祉振興事業助成金中間報告書提出(工房)

・平成26年度新宿区障害者福祉活動助成金中間報告書提出(機関紙)



11月

・運動会練習会3回

・第10回新宿ライフケアセンター運動会開催

・平成26年分年末調整等説明会出席

・平成26年度介護予防ケアマネジメント新人研修(一日目)参加



12月

・運動会練習会2回

・平成26年度介護予防ケアマネジメント新人研修(二日目)参加

・新宿区「障害者ホームヘルパー等研修会」参加

・公益財団法人太陽生命厚生財団平成26年度助成事業実施報告書提出






3.助成していただきました

  〜3Dプリンターで新たなものづくりにチャレンジ〜

 この度、公益財団法人太陽生命厚生財団様の助成事業により、3Dプリンターの設計ソフト及び材料を購入させてい
ただきました。深く感謝申し上げます。

 いたずら工房ピノキオでは、現在3Dプリンターを活用したものづくりに取り組んでいます。11月に開催された「第10
回新宿ライフケアセンター運動会」では、3Dプリンターを用いて用具の一部を製作しました。

 例えば玉入れでは、玉を投げることが難しい利用者一人一人に合わせた発射台を使用しています。この発射台によ
り、少しの力で玉を高く遠く飛ばすことができます。今回製作したのは、その玉を乗せる部分です。

 昨年は、既製のプラスチック容器に穴を空けボルトで固定していました。そのため、容器そのものの耐久性が足らな
いことに加え、穴を空けたことにより強度はさらに弱まり、ひび割れするなどの課題が残りました。そこで今回は、ボルト
の大きさに合わせた穴をあらかじめ空けた容器を製作。使用した材料(ABS樹脂)は、昨年使ったプラスチック容器よ
りも耐久性があり、強度を確保することができました。3Dプリンターの特性を生かし、既製品にはない、オリジナルな形
状のものを作ることができたと言えます。

 「あんなものがあったらなあ」と思い描いている方、ちょっとお試しで使ってみたい方、みなさんもぜひ、3Dプリンター
で一緒にものづくりをしてみませんか?



 設計ソフト:Autodesk AutoCAD Inventor LT Suite 2015

 材   料:フレキシブルPLA樹脂・溶解性樹脂・ABS樹脂

 



製作物の発射台

   






4.「スポンジ量り売り」をご存じですか?

    〜スポンジ専門店ソフトプレンのご紹介〜

             楽天市場ほかネットショッピングにて購入できます

 車いすのシートに、背中に、脇に、あるいはベッドや移乗台等々、スポンジ(クッション)は生活の様々な場面に欠かせ
ない用具の一つ。でも、スポンジ(クッション)は各自使用する人にとって適した大きさ・硬さ・機能が大切で、かつ消耗品
でもあります。

 車いす業者にお願いして納品に時間がかかることは度々。ホームセンターなどでは、種類が限られていたり、必要な
大きさとは違って自分でカットしなくてはならなかったりなど、なかなか思ったようにはいきません。

 しかし、インターネットでは量り売りをしている店舗があるのです。やわらかいウレタンスポンジ、高弾性ウレタンスポン
ジ、硬めのウレタンスポンジ、ウレタンチップスポンジ、衝撃吸収低反発ウレタンスポンジなど、様々な種類のスポンジを好
きなサイズにカットしてもらい、購入することができます。ただし、量り売りの注文方法には同一種類、同一サイズの合計
が一定以上の量になる必要があることなどいくつかの条件があり、すべてが希望通りというわけにはいかないこともあり
ます。

 もちろん、量り売り以外にも既成のサイズで様々なスポンジ(クッション)が購入できます。隙間を埋めるシールスポン
ジ、騒音や振動をシャットアウトする防音材なども揃えられています。



 スポンジ素材のサンプル帳を新宿ライフケアセンター事務所に備えています。試しに触ってみたい方、インターネットを
使えないという方、また僅かな量しか購入しないという方など、お気軽にご相談ください。



                         






5.冬休みのお知らせ

  ケア依頼の受付は、下記の期間お休みします。

 12月27日(土)〜2015年1月4日(日)まで





6.編集後記

早いもので2014年も残り僅かとなりました。皆さまの2014はどんな年だったでしょうか?

今年はSTAP細胞騒動でちょっと残念なこともありましたが、年の最後に3人の方がノーベル物理学賞を受賞され大い
に盛り上がりました。ケアスタッフにも理工の学生がたくさん活動しています。ひょっとしたら将来すごい学者が誕生する
かもしれませんよぉ???





今年もたくさんのご支援・ご協力をいただき、ありがとうございました。また来年もよろしくお願いいたします。



よいお年をお迎えください。  事務局一同





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