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ゆうゆう112号

2019年 3月 18日発行

1.卒業生ひと言

2.春のお出かけ〜ボーリング場に行って来ました〜

3.ケアセンターあれこれ

4.編集後記


 日ごろな一枚

      

 早稲田大学戸山キャンパス「早稲田アリーナ」。ずーっと工事が続いていましたが、ようやく完成です。

 K君が卒業式に参列する前に、撮影してくれました。ご卒業おめでとうございま〜す!

1.卒業生ひと言

卒業に寄せて

 9年間の早稲田での生活を終え、念願の博士(工学)を取得できました。

サークルや研究室の先輩方に誘われ、ケアセンターでは学部4年から6年間お世話になりました。事務所から家まで徒歩5分という立地もあってか、ケアセンターに関わる人たちや各種イベントは大学生活を構成する欠かせないものとなっていました。

 初めてのケアはAさんとのお散歩でした。お店がたくさんある神楽坂の散策は毎回新しい発見があり楽しかったです。最初は坂道をリクライニング付きの重い車椅子で移動するのが大変でしたが、次第におしゃべりしながらでも自在に操ることができるようになり、Aさんとのコミュニケーションも楽しめるようになりました。運動会で一緒にスラロームを爆走したのも良い思い出です。あとでビデオを見たら、車椅子にいつものカバンをかけたまま走っていたことが発覚したのですが、そんな荷物ハンデも感じないほど気持ちよく走っていました(笑)。車椅子の荷物を振り回しながら全力疾走できるほど、Aさんとご家族と信頼関係を築けたのは嬉しかったです。

 もう一人、Bさんとは週末のお出かけをはじめとても長い時間を共有させてもらいました。実はBさんとは、ケアセンターに入る2〜3年前に、新宿のゴミ拾いボランティアで知り合っていました。当時から笑顔が人一倍素敵だったのを覚えています。縁あってケアセンターで再会し、それからお花見・映画・ディズニーランド・陸上教室・マラソン大会などなど仲の良い友達のようにたくさんのところに行きました。今年遂に私は新宿シティハーフマラソンに出場したのですが、完走できたのは間違いなくアスリートさながらのトレーニングをするBさんがそばにいて応援してくれた影響が大きいです。二人で完走賞をもらえたのは最高の思い出になりました。

 卒業後は大阪のスポーツ用品メーカーで研究開発の仕事に携わります。高齢者・障害者の方々がもっと運動を楽しめるような新しい用具の開発ができるといいなと思っています。また、毎年の運動会をつくってきた経験を買われ、関西で車椅子運動会を企画する団体にも入ることになりました。今から楽しみで仕方ありません。ケアセンターでの経験があったからこそ、理想の新生活に近づけたと思います。ありがとうございました。

 私の後任は、妹が継いでくれたので、皆様今後もよろしくお願いします。  岡村 尚美

              

 お世話になり始めてから5年、初めてのクリスマス会で夜中まで飲み明かすところから始まったケアセンターとのつながりは、大学院生活の大部分を占めていました。研究室の先輩から誘われ、最初はやってみようかなという軽い気持ちだけだったところから、沢山のことを教えてもらい、学び、人間として少しは成長できたかな、と感じられるのはケアセンターのおかげです。研究室という狭いコミュニティで生活している中で、合宿では寝食をともにし、練習会や運動会では実際に車椅子に乗り、ケアに入ること以外にも多くの刺激を受けました。

 Cさんには3年前から、練馬の施設でのケアでお世話になっています。言葉でコミュニケーションができない中、最初は一方的に自分が考えたことをやっているだけでした。少しずつ、言葉がなくても会話はできているかな、言いたいことや伝えたいことを感じ取れているかな、と思えるようになりました。Cさんの中で、おやつ持ってくるけど毎回歩かせようとする人という認識から変わっていることを願います。いじわるな顔で立ってくれない時や、公園のベンチで話しているときに行くぞ、と言ってくれるように(と、思えるように)なってほんのちょっと認めてもらえたのかな? と思っています。毎月顔を見られなくなると思うと、すごく寂しいです。

 最後に、何度もご迷惑をおかけした職員の方々、一つ一つ丁寧に話を聞いてケアに直接関わることだけでなく多くのアドバイスをくださり、ありがとうございました。ビラ配りやイベントのたびに声をかけてくださり、ケアセンターは日常の一部でした。途中からはただケアに入っているというだけでなく勝手ながら事務所の一員になれたように感じ、とても嬉しかったです。ケアセンターを通して色んな人と出会いました。4月からは社会人になり、不本意ながら東京を離れる結果になってしまいましたが、これからもイベントだけでなく力になりたいので、よろしくお願いします!  加藤 陽

              

 私にとってこの約2年間はとても為になる時間でした。ケアを始めた頃は私にこの仕事が務まるのか不安でいっぱいでしたが、利用者さんが色々と教えてくださり楽しく仕事をすることができました。もちろん、苦しいこともありましたが、利用者さんの笑顔や感謝の言葉を頂いてこの仕事のやりがいを感じることができました。この経験をこれからの仕事に活かしてがんばっていきたいと思います。

短い間でしたが、お世話になりました。ありがとうございました!  山口 玲美

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2.春のお出かけ ―ボウリング場に行ってきました―

 生憎の雨でやや肌寒い桃の節句、ケアセンターの面々で池袋のボウリング場にお出かけしてきました。例年この時期には「車いすをつかって遊ぼう!」という地域の小学生を対象にしたイベントを開催していましたが、今年は不運が重なり日程上やむなく中止に。そこで、「せっかくなら」とお出かけイベントを企画することになったのでした。当初は水上バスで浅草観光を予定していましたが、開催間近になって3月3日は東京マラソンの日と発覚。コースと予定していた行き先がことごとくかぶっていたので、大急ぎで企画を練り直しボウリングとあいなりました。

 当日集まったのは利用者・ケアスタッフ・事務局で総勢16名。朝からどんより濃い雨空にはうんざりしましたが、ラウンドワン池袋のビルに入ればもう関係ありません。なにしろ池袋ですので併設のゲームセンター等は黒山の人だかりでしたが、エレベーターで昇ると意外にも本丸のボウリング場は空いていました。車いすでもレーンまでなんなく行けますし、受付の4階だけですが、車いすトイレもあります。また滑り台のような投球補助具もありました。ただ、この補助具は子ども用で車いすでは手元まで近づけられないため、利用者のAさんはリーチャー(棒)で押し出してレーンに投球しました。参加者は未経験か、経験はあっても久々の人が多く、かえって先の読めない白熱した戦い(?)が繰り広げられました。

         

 2ゲームがあっという間に過ぎ去り、もうお昼の時間です。レストランを求めてサンシャインシティへ移動すると、雨の日曜ということもあって中は大混雑でした。みんな好みでいくつかのお店に分かれて食事し、その後はケアセンターの事務所に戻って結果発表を聞きつつお茶を一服。今回は天候にも恵まれず、移動など色々ドタバタした面もありましたが、おおむね楽しい一日を過ごせました。この日訪れたラウンドワンなど「思った以上に車いすでも利用しやすいボウリング場がある」という収穫もあり、これをきっかけに第2弾・リベンジ企画なんかも誕生しそうです。

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3.ケアセンターあれこれ

11月

・運動会練習会3回

・第14回 新宿ライフケアセンター運動会開催

・平成30年度分年末調整等説明会参加

・平成30年度新宿区社会福祉協議会備品整備施設整備助成金交付事業実績報告書提出

12月

・クリスマスケーキの会開催

・新宿年金事務所 総合調査

2019年

1月

・運動会練習会1回

・平成30年度第2回新宿区障害福祉サービス事業者集団指導参加

2月

・運動会練習会1回

・平成31年度福祉介護職員処遇改善加算届出書(障害)提出

・平成31年度介護職員処遇改善加算関係届出書類(介護保険)提出

3月

・春のお出かけ企画「ボウリング@池袋」

・平成31年度地域福祉振興事業助成金申請書提出(工房)

・卒業生を祝う会開催


会費及び寄付金のお礼

 この度は2018年度年会費を納入いただき、ありがとうございました。また、賛助会費や寄付金としてご支援下さった方々にも深く御礼申し上げます。

 皆様からお預かりした会費・及び寄付金は、障害者・高齢者を対象とした介護事業をはじめ、日常生活に必要な用具等の製作・改善を行う工房、相互理解を深めていくためのイベント及び研修会開催等の活動に充てさせていただきます。

 今後も創意工夫を重ねつつ、豊かな地域づくりを目指した活動を続けていきたいと思います。引き続き皆様のご支援・ご協力をお願い申し上げます。

4.編集後記

ご卒業おめでとうございます。

皆さん希望の職に進み、益々の活躍を期待しています。

若干一名、勤務地に不満のある人もいるようですが・・・。

時間をみつけて、たまには顔を見せに寄って下さい。お待ちしています

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