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    ゆうゆう107号

2018年 3月26日発行

1.卒業生〜ひと言
2.ケアセンターあれこれ

3.仲春さんぽ道 ー牛込見附跡ー


 日ごろな一枚

          

        

早稲田大学大隈講堂にて。

祝卒業! 新たな門出を応援しています。

忙しくなっても遊びに来てね!



1.卒業生〜ひと言


Aさんへ

私は修士1年の夏までと修士2年の間、Aさんのケアに入らさせていただきました。ケア内容は、バスから自宅までの移動支援です。

初めてお会いした時は、どのように接したら良いかわからず不安もありましたが、お母さんやおばあちゃんの支えもあり、ケアの回数を重ねるごとに、Aさんとの接し方がなんとなくわかってきました。

ケアにも慣れてきたある日、お母さんを待っている間に、Aさんが私に向かって声を出したり、手を伸ばして来てくれた時、少し認められた気がして嬉しく思いました。

途中から、左股関節の怪我の影響で、Aさんにとって車椅子からベッドへの移動が嫌な時間だと思いますが、少しでも痛みがないように自分なりに移動のタイミング等工夫をしていました。私と過ごした時間がAさんにとって、少しでも快適な時間であれば幸いです。

Aさんのケアを通じて、一部ではありましたが現場で使われている福祉機器等、介護現場を知ることができ、自分にとっても勉強になりました。

Aさんと、いつも支えてくれたお母さんに心から感謝いたします。ありがとうございました。運動会等でまたお会いできることを楽しみにしております。

                                      




約2年半ケアやイベントを通してたくさんの利用者や家族、スタッフと関わることができました。みなさんパワフルで前向きで素敵な方が多く、私も成長しなければ! と刺激を受ける場でした。卒業はしますが、これからもどうぞよろしくお願いいたします。

                       




2年間、Bさんのケアに入らせていただきました。初めてお会いしたときは本当に緊張してしまいましたが、Bさんの明るさとやさしさのおかげで、どんどん打ち解けることができてとても嬉しかったです。仲良くなってからは、お互いの相談事を話したり、恋愛話をしてはしゃいだり、本当に楽しかった思い出ばかりです。

ケアスタッフとしては至らない点が多く、ミスをしてしまったり、不安な思いをさせてしまうことがあったかと思います。そんな私に、こういう手助けをしてほしい、と的確にアドバイスをくださり、まったく怒ることなく笑顔でいてくださったのが本当にありがたかったです。また、色々なことに前向きにチャレンジし、パラリンピックを目指す上で、たくさん困難なことがありながらも、自分の目標に向かってひたむきに頑張り成果を出していくBさんを見て、私も頑張らなくちゃ、と何度も何度も励まされました。卒業のお祝いにいただいたBさん手作りのプレゼントを見ながら、今後もBさんのことを思い出して頑張ります。

ケアセンターでは、普通ではできないたくさんの貴重な経験をさせていただきました。あまり行事に参加できなかったり、ケアにもそれほど入れないことが多く、本当にご迷惑をおかけしました。そんな私と気さくに接してくださった皆さんには感謝しかないです。ケアセンターに関われて本当によかったです。皆様、本当にありがとうございました!

            




姉から引き継ぎ、大学1年からケアスタッフの活動を始めました。学校の授業の関係で活動は短期間でしたが、ケアスタッフとしての経験は私の中で大切なものです。

利用者さんご家族との初対面の日は、不安と緊張で胸いっぱいでお家のインターホンを中々押せなかったことを今でも覚えています。しかしCさんとお母さんの明るい人柄に触れて、そんなものは一瞬で吹き飛びました。学校のこと私生活のこと、そして話題のテレビについて等たくさんのお話をし、週に一度お会いする時間はあっという間に過ぎていきました。私にとっては最初で最後の担当となりましたが、御縁あって仲良くさせて頂き本当に感謝しています。

私は今月末大学を卒業し四月から社会人になります。ケアスタッフとして学び得た知識と経験は、社会に出ても私の糧となるでしょう。広い視野を持ち日々精進していきたいです。

お世話になったケアセンターの方々、C家の皆さん、本当にありがとうございました。

またいつかお会いできる日を心から楽しみにしています。

                                                  




修士1年になって間もなくケアセンターの活動に参加いたしました、夏原彬です。2年弱と短い期間ではありましたが大変お世話になりました。至らぬ点も多く、ご迷惑をお掛けすることが多かったと思います。それでも、いつでも温かく迎えてくださった利用者のDさん、事務所・スタッフの皆様、本当にありがとうございました。

卒業を目前にした今、本当に貴重な体験をさせていただいたなぁと振り返っております。私のはじめてのケア担当となったDさん、大変お世話になりました。ケア開始当初は何をしていいのか分からずにいた私に対して優しく声をかけ続けてくださったので、すぐに緊張と不安が和らいでおりました。1泊2日の研修旅行にご一緒できるようになれたことは一生の思い出です。約1年半のケアを通じて、Dさんには多くの学びと気づき、そして人との出逢いを与えていただきました。今日はどんなお話が聞けるだろうか、どんな方たちにお会いできるだろうかと、毎度ワクワクしながらケアに向かっておりました。いつも臨場感たっぷりでディテールに凝る、楽しいお話をありがとうございました! またいつかお会いできることを楽しみにしております。

そして、活動1年目の途中からは事務所のお手伝いもさせていただくようになりました。運動会の玉入れマシーンや学生スタッフ勧誘のチラシなどの製作を任せていただき、センターの活動にも僅かではありますが貢献できたかな…と思っております。そして、Eさん。ケアを通じて私の知らない世界をたくさん教えてくださいました。外出の際には、いつも新鮮で刺激的な場所に連れていっていただき本当に楽しかったです。これから毎週お会いできなくなると思うと大変寂しいですが、運動会などのイベントでお会いできる日を心待ちにしております。これからもよろしくお願いいたします!

最後に、この3月で学生スタッフを卒業しますが私の心は常にケアセンターと共にあります。私なりの形ではありますが、末永くケアセンターの活動に携われたらと思っておりますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。ありがとうございました!

                         



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2.ケアセンターあれこれ


11月


・運動会練習会3回

・第13回新宿ライフケアセンター運動会開催

・平成29年分年末調整等説明会参加

・平成29年度東京都障害者虐待防止・権利擁護研修参加


12月


・運動会練習会1回

・「車いすで屋形船に乗ろう!」開催

・平成29年度東京都障害者虐待防止・権利擁護研修参加

・平成29年度新宿ケアカレッジ研修参加「認知症の方にはこう見えている」〜あなたが知らない認知症の世界〜

・クリスマスケーキの会開催


1月


・運動会練習会2回

・平成29年度第2回新宿区障害福祉サービス事業者等集団指導参加

・平成30年度地域ささえあい活動助成金事業説明会参加


2月


・運動会練習会2回

・平成29年度第2回指定更新事業者研修会参加(訪問介護)

・第11回「車いすをつかって遊ぼう!」開催

・虐待防止研修会開催

・平成30年度福祉介護職員処遇改善加算届出書(障害)提出

・平成30年度介護職員処遇改善加算関係届出書類(介護保険)提出

・東京都福祉保健財団地域福祉振興事業助成金交付団体に対する調査(工房)


3月


・運動会練習会2回

・卒業生を祝う会開催

・新宿区介護保険制度改正等説明会参加

・障害者総合支援法 訪問系サービス事業者説明会(報酬改定等)参加

・平成30年度地域福祉振興事業助成金申請書提出(工房)



会費及び寄付金のお礼

 この度は2017年度年会費を納入いただき、ありがとうございました。また賛助会費や寄付金としてご支援下さった方々にも深く感謝申し上げます。

 皆さまからお預かりした会費及び寄付金は、障害者・高齢者を対象とした介護事業をはじめ、日常生活に必要な用具等の製作・改善を行う工房、相互理解を深めていくためのイベント及び研修会開催等の活動に充てさせていただきます。

 今後も創意工夫を重ねつつ豊かな地域づくりを目指した活動を続けていきたいと思います。引き続き皆さまのご支援・ご協力をお願い申し上げます。


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3.仲春さんぽ道ー牛込見附跡ー


近ごろはすっかり気温が上がり、お日さまが先月より空に高く昇るような気がしています。今が東京だと一年で一番外に出るのが楽しい季節だと思っていて、普段は通り過ぎるだけのものにまで目を向けるというのも一興です。今回はそんな道端で見つけた神楽坂の牛込見附跡についてご紹介しましょう。

   


江戸城外郭の玄関口

 牛込見附の見附(みつけ)とは江戸城の外堀を渡す橋とその城門のことで、場所は早稲田通り沿い、飯田橋駅のほど近く。賑やかな神楽坂の飲食店街から外堀通りとの交差点を越えると橋があって、これが城門に至る牛込橋です。400年前に初めて造ったのは蜂須賀忠英といって、彼は豊臣秀吉の腹心・蜂須賀小六のひ孫で、第2代の阿波徳島藩主です。とは言っても、今のものは平成になってから造り直されたもので、橋の両端の親柱に小さなやぐら(・・・)がのっていました。牛込見附は交通の要所で、その先を進むと今度は内堀を渡り御所に続く田安門があり、この二つの城門の間は上州道と呼ばれていました。


             


枡形の石垣

 牛込見附のうち、現在残っているのは石垣の一部だけです。橋を渡って、両脇にある古めかしいぴっちりと石が積まれた何か、これだけ。石垣のそばの、千代田区の作った解説と図のある看板までは車いすで近づくには少々狭くてガタつくところもあります。看板によれば、かつてそれらの石垣は番所のやぐらと合わせて四角く枡形を取り、橋から来る者たちを見張っていたそうです。見附とはまさにそういう意味で、橋と外との出入りに使う二つの門を直角に配置してあり、攻められたとき二重に防御できるようになっていました。二つの石垣を通り過ぎるとき、車道の辺りには高麗門があって、脇には武士たちが侍り、門をくぐる者に爛々と目を光らしているわけです。また牛込見附の周辺には楓が埋められ、秋には紅葉が見事だったそうです。今は影も形もなく、橋のたもとのコンクリートに菜の花が少し咲いているだけでした。

さんぽ日和に

 牛込見附跡は一見石垣だけがしょんぼり残っているようですが、往時の姿を思い浮かべれば街中に自分だけの牛込見附ができあがって良い気持ちでした。冬なら寒くてなかなか

そうはいきませんが、今なら大丈夫。日差しの良い風の少ない日を選んだら、暑さ寒さに気を揉まず、散歩に出てみてはいかがでしょうか。

(今井 徹)


 

                     

牛込見附跡 アクセス


最寄り駅

JR・東京メトロ・都営大江戸線他

飯田橋駅(B2a出口)



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